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お部屋のご紹介2020.06.01

最後の鐘

先日、義父の命日があり、お墓参りに行きました。
早いものでもう10年が経ちました。
厳しさの中に優しさがあり、たまにいたずらっこのように笑う笑顔を
今も懐かしく思い出します。

夫と結婚することになり、初めて夫のご両親と会った時。
とても緊張していた私に、義父は

「○○さん、人生では3度鐘をならす。生まれたときと、結婚するときと、死ぬとき。
君たちは、2度目の鐘をならすわけだ。幸せになりなさい」

とおっしゃいました。ご了承いただけるかどうかも不安だったのですが、
ん?これは、認められたということなのかな、良かった・・と思いました。

後々、よく考えると結婚をしないという選択をする方もいらっしゃるし
何度か結婚する方もいらっしゃるし、3度じゃないかな、とは思いましたが・・
それはさておき、義父がそのように思いを伝えてくださったことが嬉しかったし
その「鐘」のエピソードは私に刻まれていました。
私の鐘のイメージははこんな写真の鐘です。
私はクリスチャンではないのですが・・・

Paul WellauerによるPixabayからの画像
そして、そこから白い鳩がぱーっと飛んでいくような・・・
誕生、結婚、はそのイメージにぴったりあうと思います。でも、私は亡くなるときも
そんなイメージをそのときに抱きました。なにか、明るい光に包まれる感じ。

そして、義父が亡くなったとき、
(ああ、お義父さんは、3度目の鐘を鳴らしたのだ。光に戻っていった)と
感じました。

私も年を重ね、
その後、最後の鐘を鳴らす方達をずいぶん見送ってきました。

そして、今 カノンではまさに、最後の鐘(3度目かどうかは分からないので、そのように書きます)を鳴らす方達のお見送りを
日々しております。

故人さまを最初にお迎えするお部屋のブラインドの色は光をイメージした
オレンジ色です。
お部屋のご紹介ページはこちらです。

カノンの家具選びをするときに、いろいろなことを考えながら選びましたが、
そのとき、この義父の言葉とそのとき抱いたイメージも私の脳裏に浮かんできました。
カノンのお部屋は明るい色のイメージが多いです。

義父は自宅で一週間のご安置の期間がありました。
そのご安置の時間の豊かさやあたたかさは、まさに今カノンでもお伝えしている「見送り葬」
につながりますし
葬儀の前後での様々な経験が今に役立っています。

今は、あの世で大好きだった義母も一緒に
楽しく過ごせているでしょうか。

義父から与えていただいたこと、教えていただいたことはたくさんあったのだなと
ご命日に改めてそんなことを思い出しておりました。

「最後の鐘」をならすお手伝い、これからも丁寧に向き合って行きたいと思います。

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