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日常風景 ~つれづれに~2020.06.02

見えないところに気付くということ

先日の義父のお墓参りの際に、境内にたくさんの花が咲いているのを
見つけました。
自粛期間中、外を歩くと言うことをあまりなかったこともあり、
色とりどりの花たちがとても嬉しく、思わずスマホで写真をたくさん撮りました。

 

夢中になって撮っていてふと、上を見上げて、思いました。
あれ、これってなんの木だっけ?

最初ちょっと思い出せず、しばらくして、ああ、しだれ桜だ・・と思いました。
桜の時期には、それこそ、満開のピンクが美しく、嬉々として写真を写したものでした。

その時期を過ぎてしまうと、あまり意識をしなくなるもので
しまいには、なんだったか忘れてしまっている自分がいました。そして、正直
しだれ桜の葉、というものを改めて見たこともありませんでした。

でも、しだれ桜は 花が満開の時も、そうでないときも
いつもそこにあって変わらずにいる。
誰に気がつかれようと、気がつかれまいと。
こういう時間があって、あの花につながっていく。
でも、花が咲いている時期が、最高の時期だと考えるのは
人間の勝手な思いで、しだれ桜からしたらそんなことは
どうでも良いことなのかも知れません。

ついついどうしても、分かりやすいことに目がいってしまいがちですが
そうでない時ももちろん意味があるし、それはとても大切な時間。
そのことに改めて気がつかされました。

この、「想送庵カノン」で関わる方達はたくさんいます。
ここに最後にゆっくりご滞在いただく故人さま。そして、
カノンは、葬儀社ではなくいろいろなご葬儀社さんにお使いいただける貸し式場なので
さまざまなご葬儀社さんが来て下さいます。
ご葬儀にご参列頂くご家族の方、ご親戚、ご友人。
お花やさんや、お料理やさん、お返し物の業者さん。

その方々の色々な思いに気がつけるような、ものごとの様々な側面を捉え
見えない色々なところを感じることが出来るようなカノンでありたいなと思っています。

故人さまは、もうここで何かを口にして伝える事は出来ません。
何かを感じているのかどうかも確認出来ません。
それでも、心地よく安心して最後の時間をお過ごしいただけるように
心をこめて日々対応していきたいです。

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