想送庵カノンの玄関ホールは、季節のお花をお飾りして、故人さま、ご遺族の皆さまをお迎えしています。蒸し暑い日が多くなる文月に合わせて、涼しげな大きなドウダンツツジに胡蝶蘭を生けました。
ドウダンツツジは見た目が涼しく爽やかな気分にさせてくれる枝物で、6月に入ると見事な枝振の一本が出回ってきます。梅雨の頃から、お洒落な祭壇でよく見かけます。一緒に生けた胡蝶蘭はどちらかと言うとお祝いの機会に贈られる花と言うイメージがあるかも知れませんが、華やかさの中にも凛とした佇まいで上品な胡蝶蘭は実は仏事にも良く使われます。小さめのミディタイプの白い胡蝶蘭の鉢植えなどは、一月以上もお花が持ちますので、ご葬儀の後にお贈りになるのにピッタリです。
ちなみに、白い胡蝶蘭の花言葉は清純、ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛しています」。まさに故人さまにお贈りするのに相応しいお花ですね。
カノンにおいで下さった故人さまにはお寛ぎ頂ける様に、そしてご遺族の皆さまにはお悲しみが少しでも和らぐよう、それまでの心労を一瞬忘れていただけますよう、これからも季節を感じられる花を飾り続けて参ります。
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